レコード店まとめその1

おはようございます。
aka_fat_forseです。

 

今回は、「レコード店まとめその1」です。 

 

弟が大阪夫婦旅行のついでにレコード店巡りをしているということで、休憩がてら自分に電話が来ました。

ずっと歩いて疲れたから気分転換に電話してきたとのこと。

流石に嫁とは別行動してた。

実は大阪のレコード店はまだ行ったことないので、ちょっと悔しい。

 

うちは、親父、自分、弟と親子3人揃ってレコード収集にハマっている。

きっかけは、3年前?に出たECDのロンリーガールの7インチとMaki The Magicの遺作になってしまった12インチレコードを自分がネット注文したこと。

レコードを聴く環境がなかったけど、散々悩んでレコードを注文した。

だって、RHYMESTERパシフィコ横浜の公演に家族で行って、当時親子3人でハマっていたキエるマキュウがゲストで出て、まさかキエるマキュウがそのまま物販するなんて思わない!

HAKONIWAは聴きまくってたし、ダーティーサイエンスのあのサウンドには熱中してた。

2000年代に入ってから日本語HIPHOPを聞き出した自分には、あの泥臭いHIPHOPのサウンドが最高に堪らなかった。

ライブ思ったら、1人で物販に突入して、そこにあるCDを殆ど買って、勇気を出してMakiさんにサインをお願いして、CQさんにもツボイさんにもサインをしてもらった!

後ろで親父とお袋が、何してんだ!とハラハラしてたのも覚えてる。

それだけ、キエるマキュウがうちの家族にはヒーローだった。

 

その後、キエるマキュウのライブに何とか行けないかと逐一情報を確認してたんだけど、仕事の都合合わずに行けず。

きっとまた見れると思っていた矢先だった。

高速バスで長野に帰ってきて、バスを降りる直前、Twitterを見ていたら目を疑う情報が流れてきた。

信じたくない一心で必死に検索したけど、ほぼ確定情報が出て来た。

 

まさかの、Maki The Magicの訃報。

 

高速バスを降りて、少し歩いた所で親父に電話をした。

何を話したかなんて覚えてない。

とにかくそのまま路上で号泣したことだけを覚えてる。

 

横浜での記憶がフラッシュバックした。

勇気を出して声を掛け、自分がCDを買う事に喜んでくれて、笑顔でサインしてくれて、力強く握手してくれたMaki The Magic。

独特のフロー持つラップ。

あのキャラクター。

レアグルーヴ満載なmixCD。

何より、握手してくれた時の楽しそうな笑顔。

 

決して、ラップが上手いとかDJが上手いとかではない。

そんなのが関係ない楽しさがMaki The Magicの魅力だ。

少なくとも自分には。

 

HAKONIWAという、自分にとって日本語HIPHOPの概念をぶち壊したアルバムの次を待望していただけに、喪失感はとんでもなかった。

こんなに自由でいいのか!こんな事言っていいのか!でもカッコイイのかよ!!

この次を何として聴きたい!

そんな訳で、遺作となった音源がレコードのみの販売という情報を見つけ、レコード聴けないのに注文してしまった。

 

後日、レコードが届いた!

実家にレコードプレーヤーごある事を思い出し、親父に頼んで、おそるおそるレコードをセットして、針を下ろした。

レコードにまともに触るのは初めてで、慎重に慎重に針を下ろした。

野暮ったいビートと共に、Maki The Magicのラップが!

自分は泣きそうになりつつ、リリックはいつも通りで笑った。

 

数日後、レコードプレーヤーが壊れた。

耐え切れなくなったのか、親父がSL-1200 Mk3を買い、弟もSL-1200 Mk3を買い、2台揃った。

そこから、CDJMIDIコンでDJをしていた環境から、ターンテーブルを使ってのDJへ親子3人で突っ走っている。

地元でクラブイベントを立ち上げ、細々ながら2年を超えた。

自分は、音楽の仕事をと人生の指針を変えたが失敗して実家に戻ったが、音楽への情熱は変わらず。

 

レコード店まとめのはずが、脱線し過ぎたので、続きはその2へ。


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